The perfect insider

2004年7月14日 読書
ISBN:4062639246 文庫 森 博嗣 講談社 1998/12 ¥770

今更ながら、森博嗣です。
今日、経営組織の時間にこれの後半を読んでて、危うく泣くところだった。
気分は脳内ジェットコースター。頭の中で火花が散ってた。
はやる気持ちが読む速度に全然追いつかなくてもどかしかった。
かなりのヒットです。ハマります(宣言)
試験2週間前にして速筆で絶望的に著書の多いこの作家にハマったことが、
私の未来に影響しなければいいが…


そして天海祐希のドラマ(ラスト・プレゼント)は2回目にして
微妙な展開をみせていました…面白いのかなぁ、これ。。。

a cherry tree in leaf

2004年6月21日 読書
ISBN:4163217207 単行本 歌野 晶午 文芸春秋 2003/03 ¥1,950

私って学生なんだなぁって実感している。
今日は警報で大学が休講でした。すばらしい。
昨夜は「ひまわりの祝祭」を読んで、今日はこの本を読んでいた。
話題作で読みたくて、紀伊国屋で買ってきた。
文章が軽快で読みやすい。面白かった。
最後のくだりのエネルギーには感心した。
なかなか味のある展開。もっとびっくりするような構図を想像してたけど、
こういうのもそれはそれでアリかと思う。
ミステリーっていうジャンルだけど、違うところを突かれた感じ。

あーでも雨の日って生産性ほぼ0だね。たまにはいいけどさ。

education

2004年6月3日 読書
ISBN:4048735128 単行本 灰谷 健次郎 角川書店 2004/02 ¥1,575

灰谷健次郎のライフワークとも言われるこのシリーズ,ちょっと前に最新刊が出てたのは知ってたんだけど,財布の都合で買えずでした.最近ついに手に入れて読んだ.
灰谷健次郎は,私が一番好きな作家.大事にしたいと思える,心に響く本を書く人だ.
良いとか悪いとか面白いとかつまらないとかそういうことじゃない.
偽善とかそういうことでもない.
人に添うという,そういうことだ.

soul

2004年5月31日 読書
ISBN:4575234311 単行本 貫井 徳郎 双葉社 2002/01 ¥2,310

復讐は悪か、という話。法的に裁かれない殺人が多数絡む話。
ただ、テーマとリアリティ、ストーリー展開がそれぞれ微妙に沿っていなくて、読後感は今一つ。意外な符号と結末とその直前のクライマックスが、どうもうまく作用してない感じがした。「慟哭」の方がシンプルな分、描きたい部分が際立ってて良かったように思う。
この作者の作品は2作しか読んでないけど、どうやら勢いで若干浮いた文章を書くような感じがする。細かいけど、その細かさは芸術に繋がる類いのものじゃないかも。その勢いの文章の奥にある問いかけがどれくらいうまく伝わるか、で作品の質が決まってるような。まぁまだわからないのでもう少し他の作品も読んでみたい。

read some books

2004年5月13日 読書
ISBN:4072292869 単行本 三浦 綾子

こんな雨の日にはブックレビューがしたくなる(ほんまかいな)

なつかしい三浦綾子.中高時代にかなり熱心に読んだ.中学受験の頃,一番ホットだったのが「銃口」だった.まだあの頃には完結してなかったと思う.高校の修学旅行に参加してる時に彼女の訃報を知って衝撃だった.「塩狩峠」「泥流地帯」「ひつじが丘」「積木の箱」「道ありき」他にも色々読んだなぁ.その中でもやっぱり一番好きなのが「氷点」です.
陽子の心の氷点は自分に殺人者の血が流れていると知ることだった,ような.記憶曖昧.また読み直そうかしらん.

余談やけど,三浦綾子記念文学館ってあるのね.
http://www.eolas.co.jp/hokkaido/hyouten/
いつか旭川を旅する時があったら行ってみよかな.

in the train

2004年3月22日 読書
シンクロオンチ! 3
ISBN:4088651901 コミック きら 集英社 ¥400

今月は新刊ラッシュで忙しい
本屋で確認したところでてたので買っちゃった
シンクロオンチ!
帰りの電車で読みながら思わず笑っちゃった。。。
絶対ヤバい人だと思いつつ2回くらい笑ってもーた。
アハハ
たまちゃん良かったなぁ…

今日は雨です スーツなのにやめてほしい
靴も痛むじゃないの、就活用は1足しかないのよッ
サン○リーの1次面接でした。
筆記できなかった。。なんか今イチノらなくて。。
面接は、よくわからない。普通にアピってみた。
緊張はあんまりしなかった。通ってるといいな。

蹴りたい背中

2004年2月18日 読書
ISBN:4309015700 単行本 綿矢 りさ 河出書房新社 ¥1,000

「インストール」と同じ雰囲気を持つ。よくこれだけみずみずしく思春期の感性が書けるものだと感心する。群れている学生の、どこかごまかした雰囲気や本当ではない関係みたいなものを思い出した。ブラシにからみついた髪の毛のような「認められたい」という気持ちを1本1本取り除きたいっていう描写が心に残った。 こういうのが書けるのは才能があるっていうんだろうか。
ついでだからこっちもレビュー。

蛇にピアス

2004年2月18日 読書
ISBN:4087746836 単行本 金原 ひとみ 集英社 ¥1,200

ものすごいエネルギーを感じる本だった。モスの喧騒の中で読んだのだけど、そのパワーには感服するものがありました。ストーリー展開からその筆運びまで、才能っていうかなんていうのか。生きるとか死ぬとか肉体とか精神とか、色々な濃いものが一緒くたに絡み合ってすごいエネルギーになってた気がする。芥川賞のどっちを買うかって言われたらこっちを買う。

芥川賞って、もっと難しいもんだと思ってた。今まで興味を持って読むことがなかったんだけど、意外にとっつきやすかった。才能を感じる2作だと思う。他の作品がどんなものだったかわからないし、これが芥川賞にふさわしいのかどうか私には判断できないけれど、そうかぁ、、って感じです。芥川賞といえど、現代的になってるのね。

1 2 3

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索